奥田英朗の痛快傑作小説「サウスバウンド」
久しぶりに小説のことを書きたいと思います。
けっこうたまってますよー。一ヶ月ずっとやるかもしれません。
つい最近文庫化された「サウスバウンド」です。
この小説の最大の見どころが、主人公の父親・一郎です。
一郎は昔過激派組織の一員で、今でもその心を忘れてはいません。
政府や法律、役人が大嫌いなのです。
「納税は国民の義務です」と国民年金の督促に来ても、
「じゃあ国民やめた」などと言います。
修学旅行費が高いのは学校と旅行会社が手を組んでいるからだとでたらめなことも言います。
学校には無理に行かなくてもいいが口癖で、時には無断で乗り込んだりも。
一言で言えば、常識が無いのです。
そんな一郎に振り回される家族が、この小説の見どころなのです。
第二部の沖縄編では、土地開発会社を相手に座り込みをします。
開発会社が取り壊すはずの家に、勝手にこの家族は住み始めたのです。
法律をぶつけてくる開発会社と、伝統を守ろうとする一郎一家。
ここから主人公・二郎の一郎に対する見方が変わっていきます。
変人としか思っていなかったのが、しだいにかっこいい父親へと変わりました。
感動のラストは必見です。
けっこうたまってますよー。一ヶ月ずっとやるかもしれません。
つい最近文庫化された「サウスバウンド」です。
この小説の最大の見どころが、主人公の父親・一郎です。
一郎は昔過激派組織の一員で、今でもその心を忘れてはいません。
政府や法律、役人が大嫌いなのです。
「納税は国民の義務です」と国民年金の督促に来ても、
「じゃあ国民やめた」などと言います。
修学旅行費が高いのは学校と旅行会社が手を組んでいるからだとでたらめなことも言います。
学校には無理に行かなくてもいいが口癖で、時には無断で乗り込んだりも。
一言で言えば、常識が無いのです。
そんな一郎に振り回される家族が、この小説の見どころなのです。
第二部の沖縄編では、土地開発会社を相手に座り込みをします。
開発会社が取り壊すはずの家に、勝手にこの家族は住み始めたのです。
法律をぶつけてくる開発会社と、伝統を守ろうとする一郎一家。
ここから主人公・二郎の一郎に対する見方が変わっていきます。
変人としか思っていなかったのが、しだいにかっこいい父親へと変わりました。
感動のラストは必見です。
![]() | サウスバウンド 上 (1) (角川文庫 お 56-1) 奥田 英朗 (2007/08) 角川書店 この商品の詳細を見る |
![]() | サウスバウンド 下 (3) (角川文庫 お 56-2) 奥田 英朗 (2007/08) 角川書店 この商品の詳細を見る |
伊坂幸太郎の原点「オーデュボンの祈り」
僕はゲームも漫画もアニメも好きですが、同じくらい読書も好きです。
そこで、僕が読んだ小説のまとめや感想などを書いていきたいと思います。
まずは僕の一番好きな小説家である伊坂さんのデビュー小説「オーデュボンの祈り」から。
コンビニ強盗に失敗し逃走していた主人公の伊藤は、気が付くと見知らぬ島にいた。
その島は江戸時代以来外界との交流を絶ち、もはや日本の地図にすら載っていない島だった。
島の住民は妙な人間ばかり。
反対のことしか言わない画家、喋ったり未来を予言する力のあるカカシ、
地面に耳を当てて音を聞く少女、ルールとして殺人を許可された男。
そして次の日、カカシが誰かに殺される―――――。
あらすじだけを読むとファンタジー小説のように思えます。しかしこれは列記とした現代小説です。
一番目に付くのは、やはり喋るカカシの存在でしょう。
カカシが喋るなんて誰も考え付きません。むしろバカバカしいといわれてしまいます。
しかし伊坂さんはそれをやってのけました。これは才能であると僕は思います。
また、伊坂さん独特の語り口調や比喩などは、この頃から既に使われ始めています。
伊坂さんはデビュー時から、その才能をいかんなく発揮していたのです。
この小説には色々考えさせられる点がいくつかあります。
その一つ目が、名探偵について、です。
作中には、名探偵は事件を防ぐのではなく、解決するための存在である。
そんな名探偵が考えることは、「自分がいるから犯罪が起こるのではないのだろうか」という疑問。
事件は解けても誰も救えない。本当にそれでいいのだろうか?
二つ目が、「神様のレシピ」です。
この言葉は伊藤が未来の見えるカカシと話している時に出てきました。
未来のことは自分たちじゃ決められない。全ては神様のレシピの中に書いてある、と。
伊坂さんはこの言葉が好きで、違う本にもたびたび出たりします。
そこで、僕が読んだ小説のまとめや感想などを書いていきたいと思います。
まずは僕の一番好きな小説家である伊坂さんのデビュー小説「オーデュボンの祈り」から。
コンビニ強盗に失敗し逃走していた主人公の伊藤は、気が付くと見知らぬ島にいた。
その島は江戸時代以来外界との交流を絶ち、もはや日本の地図にすら載っていない島だった。
島の住民は妙な人間ばかり。
反対のことしか言わない画家、喋ったり未来を予言する力のあるカカシ、
地面に耳を当てて音を聞く少女、ルールとして殺人を許可された男。
そして次の日、カカシが誰かに殺される―――――。
あらすじだけを読むとファンタジー小説のように思えます。しかしこれは列記とした現代小説です。
一番目に付くのは、やはり喋るカカシの存在でしょう。
カカシが喋るなんて誰も考え付きません。むしろバカバカしいといわれてしまいます。
しかし伊坂さんはそれをやってのけました。これは才能であると僕は思います。
また、伊坂さん独特の語り口調や比喩などは、この頃から既に使われ始めています。
伊坂さんはデビュー時から、その才能をいかんなく発揮していたのです。
この小説には色々考えさせられる点がいくつかあります。
その一つ目が、名探偵について、です。
作中には、名探偵は事件を防ぐのではなく、解決するための存在である。
そんな名探偵が考えることは、「自分がいるから犯罪が起こるのではないのだろうか」という疑問。
事件は解けても誰も救えない。本当にそれでいいのだろうか?
二つ目が、「神様のレシピ」です。
この言葉は伊藤が未来の見えるカカシと話している時に出てきました。
未来のことは自分たちじゃ決められない。全ては神様のレシピの中に書いてある、と。
伊坂さんはこの言葉が好きで、違う本にもたびたび出たりします。
![]() | オーデュボンの祈り (新潮文庫) 伊坂 幸太郎 (2003/11) 新潮社 この商品の詳細を見る |
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