正義とは一体なんだ? 「魔王」1巻レビュー

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伊坂幸太郎の人気小説「魔王」の漫画版「魔王 JUVENILE REMIX」のコミックスが遂に発売です。
原作の雰囲気はそのままに、さらにパワーアップしています。
他人に自分の考えていることを言わせる「腹話術」という能力を持つ主人公・安藤と
自警団を操り力によって自分の理想の街づくりを目指す犬養の対決が描かれています。
今日はまず1巻のレビューから。


主人公・安藤の葛藤
この漫画の見どころは、主人公の少年・安藤の心の葛藤です。
安藤は昔超能力が使えると言い、周りのから浮いてしまったという過去があります。
その経験を生かし、人とあわせるということを覚えました。
そうすれば、クラスメイトともうまくやっていける、不良にも目を付けられない。
しかし、犬養を見たことで彼の心境に変化が訪れます。
目の前で困っている人間を助けず、黙って見ている。
それでいいのだろうか? それは正しい事なのだろうか?
誰かが不良に襲われていても、痴漢にあっていても、いじめられていても、ただ見ている。
何も変えられやしない。
安藤はそんな自分を変えるために、自分にしかできないことをするために、
自分にある特殊な力、「腹話術」を使っていくことを決めます。


正義とは一体何なのだろうか
もう一つ、見どころがあります。人によって、正義のあり方が違うということです。
グラスホッパーや犬養の正義は、群れをつくり、力をそれ以上の力でねじ伏せる。
そうやって、理想の世界を作っていくというものです。
犬養の理想の邪魔になる存在は、そうやって消されていきます。
しかし、それはただの暴力でしかありません。
それなのに、人々は悪人を粛正する犬養を慕います。
正義とは一体何なのだろう。そんなことを考えさせられます。


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テーマ : 魔王 - ジャンル : アニメ・コミック

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