死んでるみたいに生きたくない。「魔王」2巻レビュー

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「魔王」レビュー。次は2巻です。
2巻はおもに2部構成になっています。
前半は蝉と安藤の戦い。後半は蝉と安藤の行動です。


殺し屋「蝉」襲撃。その時安藤は…

2巻最大の見所は、殺し屋である「蝉」と安藤の対決です。
新聞部の取材に安藤が出かけると、いきなり殺し屋を名乗る男「蝉」に襲われます。
安藤は「腹話術」を駆使して蝉を撃退しますが、追いつかれてしまいます。
安藤は蝉に対し命乞いをします。何もしないから、助けてくれ、と。
その時、蝉の元に依頼取り消しの電話が入ります。
何とか助かった安藤。気がつくと自宅で寝ていました。
潤也は蝉が家まで運んでくれたのだと言います。
そして蝉は、この家に泊まっている、と。
再び対峙する安藤と蝉。蝉は言いました。
「殺しの依頼ってのは普通、標的の存在が邪魔なときにするもんだ。
依頼がキャンセルになったってことは、その標的には殺す価値がなくなったってこと…
つまり、殺さなくても死んでるのと同じ人間だってことだよ、お前はな!」



操り人形の自由

蝉は安藤を連れてある場所へと向かいます。
そこは、蝉が殺しの依頼を受けた「九十九興業」でした。
中にいる人を次々と斬り殺しながら進む蝉。
「どんなヤバイ状況でも、立ち向かってくるような奴なら…
本当に殺っちまうつもりだったんじゃねェか? でも、
最終的にお前は、俺に命乞いをして、もう何もしないと泣きわめいた。
そいつは思ったろうな…何もできねェなら、でかい口叩くなってよ!!」

そして、九十九興業のリーダーに刃を向ける蝉。
蝉は、この男が、安藤を狙った奴を知っていると話します。
しかし安藤は消極的です。もう終わったことだと言ってしまいます。
そんな安藤を見て、ついに蝉がキレてしまいます。
「どっかの誰かがお前を殺す価値もない奴だと判断した!!お前はビビってケツまいた!
相手は今頃ほくそ笑んでるぜ! やっぱりこいつはただの根性無しだったってな!!
ムカつかねえのか!!?生きるも死ぬも感情も操られて、
今のままじゃ、お前はそいつの人形だ!!
お前がやることは一つしかねェ!相手見つけ出してぶん殴れ!!!
対決だ!!!」

九十九のリーダーは誰が狙ってるかなんて知らないと言います。
自分たちの行動はアンダーソングループに頼まれてやっただけだと言います。
そこで蝉に岩西からの電話が入ります。その隙にリーダーは銃を取り出し、蝉に向けます。
「あんただってそうだろ!?」
安藤はとっさに腹話術を使い、リーダーに隙を作ります。その隙にリーダーを気絶させる蝉。
「……どういう意味だ?俺のことだろ?」
「あんただってそうじゃないか!!あんただって操り人形だ!!
嫌だって言いながら結局……岩西って奴に従ってる!!俺と、何も変わらない!!
あんたは岩西って奴の操り人形だ!俺と何も変わらない!!」

「俺があいつに従うのは仕事だからだ!!俺は自由だ!!」
安藤は本当にそれだけかと問いかけます。本当は岩西と対決する勇気がないんじゃないのかと。
蝉は気分が乗らないから帰ると言ってエレベーターへと向かいます。後を追う安藤。
エレベーターのボタンを押した蝉は、岩西に対する愚痴を独り言のように並べていきます。
エレベーターが開き、中に入ろうとしたとき、蝉の電話に岩西からまた電話がかかります。
出るか出ないか、悩む蝉。出れば安藤の言う人形。出なければ自由。
「エレベーター…………………………乗らないんですか?
…………………………乗れないんですか?」

苦渋の決断。蝉は電話に出ました。そして、エレベーターに乗っている安藤に言いました。
「死んでるみたいに生きたくないなら、どうすりゃいいか考えろ!!
………………………安藤。せみってのは7年ぐらい地面に隠れてるだろ?
覚えとけ!あれは隠れてるんじゃねェよ…
満を持してんだ」

エレベーターのドアが、二人を引き裂くように、閉められた……


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テーマ : 魔王 - ジャンル : アニメ・コミック

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